中古車の上手な買い方

中古車の上手な買い方(一般的な中古車)のポイント

プライスボードの内容を確認しましょう。

主な確認ポイント
  1. 保証の有無
  2. 定期点検整備実施状況
  3. 走行距離数
  4. 修復歴の有無

※詳細は「一般社団法人自動車公正取引協議会」のホームページをご覧ください。
上手なクルマの買い方マニュアル(中古車編)

車体を確認しましょう。

  • キズやヘコミの確認をしましょう。
    使用されてきた中古車だからキズやヘコミは仕方がない部分もあると思いますが、どうしても気になる部分は修理してもらえるかお店に人に相談してみましょう。
    MUUでも年式や走行距離などによって同じくらいのキズでも一台一台の車ごと補修するものとしないものがあります。(予算を優先する車なのかクオリティーを優先する車なのか等があるためです。)
  • 品質評価書が添付されているか確認しましょう。これがなければいけないという訳ではないのですが、車を見ることに慣れていない消費者の立場になれば車の状態が分かり易くなりますよね。
    そのためMUUの展示商品車には一般財団法人 日本自動車査定協会のV-CON(車両状態証明書)を添付しています。
  • 錆や腐食の状態を確認しましょう。
    一般的な錆、腐食の主なチェックポイントは次の通りです。
  1. ボンネットを開けてフロント部の確認
    特にライトバッフルやインサイドパネルは確認しましょう。
  2. タイヤハウスをのぞいてみましょう
    特にインナーフェンダーは確認しましょう。
  3. サイドから下回りを確認しましょう
    特にアンダーフロアやサイドメンバー(フレーム)サイドシルパネルは確認しましょう。
  4. トランク、バックドアを開けて確認しましょう
    トランクのフロアボードも上げて確認してみてください。
    雨漏れなどで水が浸入した後やパネルの隅々まで確認しましょう。

事故車と修復歴車は違います

「一般財団法人日本自動車査定協会」では事故車を次のように言っています。
事故車とは交通事故などにより損傷した自動車全般を指す。事故車には明確な基準がなく曖昧である。」
事故車はかすり傷程度の軽微な損傷から廃車寸前の大破したものまで指していますから漠然としてしまいます。

一方、「修復歴車は自動車の損傷の度合いにより判断される基準が定義されているもの」としています。
例えば、ドアやバンパーなどの鈑金塗装や交換などは修復歴にはなりません。

参考までに「一般財団法人日本自動車査定協会」の「知って安心!!クルマQ&A」をご紹介します。

修復歴車の定義

平成7年に自動車関連3団体「一般社団法人自動車公正取引協議会」と「一般財団法人日本自動車査定協会」と「一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会」が次のように修復歴車を定義しています。
過去に交通事故その他の災害により、車体の骨格部位を損傷し、「修正」あるいは部品「交換」により修復したものをいいます。

修復歴基準

下記の骨格部位に損傷があるもの又は修復されているものは修復歴とします。
ただし、骨格は溶接接合されている部位(部分)のみとし、ネジ止め部位(部分)は骨格としません。

  1. フレーム(サイドメンバー)
  2. クロスメンバー
  3. フロントインサイドパネル
  4. ピラー(フロント、センター及びリア)
  5. ダッシュパネル
  6. ルーフパネル
  7. フロアパネル
  8. トランクフロアパネル

※ 修復歴の判定はボディ形状・構造(フレーム付車等)や損傷の度合い等により異なる場合があります。

また、修復歴と補修歴も違います

修復歴は上記の定義の通りですが、補修歴とはバンパーのキズを修理したとかルーフが色あせしてきたので塗装し直したなど交通事故ではなく補修したものも、交通事故であっても上記に該当しない修理(外板パネル等の交換、修理)は補修歴となります。
修復歴は販売する業者の告知義務になっていますが、補修歴には告知義務はありません。
しかし、MUUではできる限り補修歴までお伝えできるよう「一般財団法人 日本自動車査定協会のV-CON(車両状態証明書)」にてお客様に告知しています。

中古車を買われるお客様のご要望やこだわり、選び方は十人十色さまざまです。
MUUにご来店されるお客様から感じ取る中古車の修復歴車の捉え方には大きく3つのタイプの方に分けられるように感じます。

完全否定型のお客様
「修復歴車は絶対にイヤだ。」という方。
内容次第型のお客様
「修復歴車であっても機能や走行性能に影響のない車ならいいよ。」という方。
予算優先型のお客様
「あえて修復歴車を探している。とにかく安い方がいい。」という方。
限られた場所や用途で使われる場合や短期間で使い切ってしまうお客様に多いようです。

以前、MUUでは「修復歴車を売りません」という時期もありましたが、私どものこだわりだけでは、自己満足になりかねない、できる限りお客様のご要望にお応えすることが大切と考え、ご要望の幅を広げて対応させていただくようになりましたが、人の命を乗せて早い速度で移動する自動車である以上「(安全を無視した)動けば何でもいい」というご要望にはお応えできませんのでご了承いただきますようお願い致します。

室内を確認しましょう。
  • シートの擦れやヘタリはありませんか。汚れ傷はどうですか?
  • シートのガタつきはないですか?
  • シートベルトは、しっかりロックするでしょうか?ベルトを手で勢いよく引いてください。ガクッと止まる事を確認しましょう。
  • ハンドルをゆっくり左右いっぱいまで回してみましょう。異音がないか確認しましょう。(擦れるような音や外でゴンッといった音はないですか?)
  • マニュアル車であればクラッチペダルを踏んで違和感がないか、重くないか確認しましょう。
  • オートマチック車であれば、一度P・R・N・D・2・Lと順番にシフトしてみながらインジゲーターランプの点灯を確認してみてください。特にDは、電球切れの場合があります。
  • ニオイも大事。特にタバコやペットのニオイは嫌いな人には耐えがたいものです。
  • 以上、シートやトリムの汚れやキズや擦れ、ニオイ等どうしても気になる部分はお店に人に相談してみましょう。
メーターやスイッチを確認しましょう。
  • メーターのランプ類は、しっかりと点灯していますか?
  • 装備されている、スイッチは、機能するか出来るだけ確認してください。
  • 4WDのスイッチまたはシフトがある場合を操作して4WD(AWD)になるかを確認しましょう。インジゲーターランプも点灯するか確認しましょう。
  • エアコンが効くか試しましょう。スイッチを入れるとエアコンのコンプレッサーが「カチッ」といって動き出します。その後室内に流れてくる風が冷えるのを確認しましょう。
  • 気になる事がある時はお店に人に相談してみましょう。
ボンネットを開けてみましょう。
  • エンジンルームは、きれいですか、オイルの漏れはありませんか。
  • 冷却水の漏れや臭いはありませんか。
  • ラジエーターの冷却水はどうでしょう。(注意!!:ラジエター熱い時は開けないでください!)
    ・量は大丈夫ですか? ・汚れ具合はどうですか?
  • エンジンオイルは汚れて過ぎていませんか? 量は極端に減っていませんか?
  • ブレーキのフルードは汚れて過ぎていませんか? 量は極端に減っていませんか?
エンジンを掛けてみましょう。
  • エンジンを掛けるときスムーズに掛かりますか?
  • エンジンに異音はありませんか?
  • ベルトに異音はありませんか?
  • 排気ガスの漏れはありませんか?
  • 気になる事がある時はお店に人に相談してみましょう。
タイヤハウスから見える所を確認しましょう。
  • タイヤの溝の残量やヒビやキレが無いか確認しましょう。
    タイヤは命に直結する大切なものです。妥協したくないですよね。
  • 駆動系の部品からオイル漏れなどはありませんか?
試乗をしましょう。できる限りご自身で運転して確かめましょう。
  • スムーズに発進しますか?
  • まっすぐに走りますか?ハンドルが取られたり、フラフラしませんか?
  • 安全な道で、40〜60km/hの一定速度で走行し、マンホールなどのちょっとした段差を乗り越えてみましょう。車体が振動したり、異音が出ていないかを確かめましょう。走行中スイッチなどは操作せず、運転に集中しましょう。
  • 試乗後もう一度、車の下を覗いてオイルや水漏れがないか確認しましょう。
    特にエンジンやラジエーター、デフの下を確認しましょう。
  • 社外部品が付いているか確認しましょう。
    社外メーカーの部品は、よく説明を受けて機能や特徴を教えてもらいましょう。
    違法改造になってしまっている場合がありますので気を付けましょう。
  • 気になる事がある時はお店に人に相談してみましょう。

ドレスアップやカスタムした車について

違法改造になってしまっている場合がありますので気になるところはお店に人に確認してみましょう。
自動車が公道を走行するために道路運送車両法という法律に基づき細かく基準を設けてあります。
また、その基準は、社会状況に合わせ少しずつ変わっています。
ほぼ毎年のように変更・追加・削除等されています。
例えばマフラーの規制、運転席からの視界の規制、外装・外鈑角部の規制、灯火(ランプ) 類の規制等々細かく数多く決まっております。
その内容によっては、同じ車種でも年式が違うと違法改造になってしまう場合もありますので注意が必要です。
装着部品によっては取付けが認められない物もありますが、構造変更(公認改造)をすることで公道を走らせることが可能になる物と場合があります。

構造変更(公認改造)

MUUではオーナー様の遊びや仕事の用途に合わせて架装や改造を施し、使いやすく変えたり、またちょっとカッコよくドレスアップしたり個性を思いっきり実現した世界で一台のカスタムカーであったり・・・そうした車づくりのお手伝いをさせていただきます。
場合によっては車検を受けたばかりなのに再度、車検を受け直さなくなってしまったりする場合もあります。
こんなことも中古車を購入する際はお店の人に相談してみましょう。
MUUではお客様が正々堂々と公道を走行できるように構造変更(公認改造)のご相談を承ります。